2006年01月24日

TOKYO BREAKFAST

Warnig: Some racial discrimination expressions are included in this film! It seems to have been produced in Japan. But it was actually produced in the United States. Naturally all actors are Americans.

Director: Mike Maguire and Tom Kuntz.

links
http://www.boardsmag.com/articles/magazine/20011201/kuntz.html
http://www.imdb.com/title/tt0415321/trivia
http://www.imdb.com/title/tt0415321/usercomments

TOKYO BREAKFAST



tokyo02.jpg
実はこ風景は、ロサンジェルスの風景で、高い建物は、旧 Transamerica ビルで、現在のSBCビルだそうです。

tokyo04.jpg
朝なのに、筑紫哲也のNews23 がテレビに映し出されており、しかも筑紫氏は、日本語ではなく、中国語を話しています。まあ、氏はいつも中国語を話している。と言えなくもないので・・・このシーンに関しては、正確な表現と言えるかもしれません。



監督の Tom Kuntz たちは、Nで始まる差別用語を、互いに使うときには、その意味を知った上で意識的に使っているそうです。でも、アメリカの若者の一群には、その言葉を無自覚に使っている者がかなりいるそうで・・・それで、そのことをモチーフにこの短編映画を作ったそうです。

そう言われてみれば、日本でも思い当たる節があります。例えば、テレビのお笑い番組などで、冗談で相手をバカにするときに、中指を突きたてるのを見かけることがありますが、あれなどは、まさに、この短編映画そのままのことをやっているのです。

まあ、この作品をどう評価するかは、個々の判断に委ねるとして、・・・・実はこの映画には、制作者の全く予期していなかったと思われる問題があります。日本人ならばこの映画を見れば、その表情や発音などから、日本の作品でないことが誰にでも分かります。しかし日本人以外には、それが分からないのです。

それでも、小さな劇場や会議室などで上映されているうちは、主催者がその素性について説明するでしょうから問題はなかったのですが、これがインターネット上で、なんの説明もなく提示された場合、この作品は日本人の作っものとされてしまうのです。

この映画の最初には、「日本の Tokyo Breakfast という番組のパイロット版」 と表示されていますし、エンドロールも、日本語の表記しか見当たらないのですから、そう思われても仕方がないのです。

例えば、Google Video には、この動画が三つUPされています。
一つは、Pilot Episode of Tokyo breakfast という説明に、監督やキャストの名前が書かれています。これはまあ、良心的と言えるでしょう。

二つ目は、Japanese Sitcom Pilot (日本のホームコメディーのパイロット版)
という説明があるだけです。三つ目は、mad funni とあるだけです。
http://video.google.com/videosearch?q=Tokyo+Breakfast

更に、YouTube では、この動画が七つUPされています。YouTube では、動画に対して自由にコメントをつけることができるので、スレッドによっては、かなりひどい言葉が飛び交っています。それでも、事情を知っている人が、コメントをつけられるだけ、YouTube の方がずうっとましでしょう。
http://www.youtube.com/results?search=Tokyo+Breakfast&search_type=search_videos



追記
この短編映画を僕自身はどのように評価しているかを書きます。僕はこの作品をそれほどひどい作品だとは思っていません。
おそらく何も知らずにこれを見たアメリカ人は、「日本人はバカだな! 差別語をこんなに使って・・・」と思うことでしょう。または、差別語を聞いた瞬間に激昂してしまう人もいるかもしれません。

しかし、冷静に見れば、この映画に出てくる家族は、差別語を差別するために用いているのではなく、意味は分からないが、なにかCool な言葉と勘違いして用いている。という設定になっています。監督の狙いは、まさにそこにあるようで・・・「日本人はバカだな。」と笑っているその自分自身が、同じことをしているのだ。と皮肉っているのです。

かなり以前に、確かフジテレビだったと思うのですが、「500円玉で何が買えるかを調査しにイギリスのテレビ局がやって来た」という設定の番組がありました。彼らは、少し日本人をバカにしたような感じで・・・。僕は、「全くイギリス人のジョークはつまらないよな」などと思って見ていたのですが、英語のエンドロールが終わった途端。・・「はいご苦労様」と言って、日本人のスタッフがぞろぞろ出てきたのです。実はそれは日本で制作した番組だった。という落ちでした。あの時は完全に騙されました。

Tokyo Breakfast も、日本語のエンドロールの後に、アメリカ人スタッフがぞろぞろ出てきて、実はこれはアメリカで作られたものでした。ということが示されていたならば、よかったのですが・・・

しかし、それがないために、映画を見たアメリカ人は、「日本人は間抜けだ」「日本人のクソ野郎!」で終わってしまうのです。この自己完結していないところが、この映画の問題点なのだと思います。

でも、差別語をこんな風に作品にできるのは、アメリカの凄いところだと思います。日本では、とてもこんなことはできないでしょうね。日本のマスコミは、差別語でないものまで、自主規制するくらいですからね。

2006/1/29 追加修正



Konoha Breakfast

posted by urubosi82 at 23:22 | Comment(14) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
韓国人の成りすましではないでしょうか? 醜悪
Posted by at 2006年01月26日 00:50
名無しさんへ
はじめまして、書き込みありがとうございました。 ちょっと誤解があるようですね。この短編映画の監督は、二人とも白人で、役を演じているのも、みなプロの俳優ですので、韓国とは関係はないようです。(^^) 

誤解のないように、後ほど、本文の方も、もう少し手を加えたいと思います。
Posted by 服部 at 2006年01月27日 21:14
これはひどい。
出演している俳優がアメリカ人であるなら、わざと発音をアジア人っぽくしているのだろか。日本人の耳には韓国語っぽく聞こえますね。
アメリカ人が発音すら変えて、日本語の字幕やスタッフロールをつけ、いかにも日本人が製作したように見せかけてるところに相当な悪意を感じます。
Posted by BIB at 2006年03月21日 21:51
BIBさん
英語の発音はアジア風にしているようです。その代わり、日本語の発音は英語風です。
娘役の人は、鬼武者USAのユキ姫の声などもやっているようです。その他もプロの役者さんです。
一応、スタッフを以下に示しておきます。

Full Cast and Crew for
Tokyo Breakfast (2001)

Directed by
Tom Kuntz
Mike Maguire

Writing credits (in alphabetical order)
Tom Kuntz
Mike Maguire

Cast (in alphabetical order)
David Fujino .... Grandfather
Ben Hur .... Son
Peter Kosaka .... Father
Mark Mills .... Delivery Guy
Dawn Obokata .... Mother
Hiromi Okiyama .... Daughter

Produced by
Geoff Cornish .... line producer
Rick Hess .... producer

Original Music by
Pink Noise Music

Cinematography by
Neil Shapiro

Film Editing by
Carlos Arias
Posted by 服部 at 2006年03月28日 23:21
このビデオの有無はここでは控えさせていただいて…

>>>「朝なのに、筑紫哲也のNews23 がテレビに映し出されており、しかも筑紫氏は、日本語ではなく、中国語を話しています。まあ、氏はいつも中国語を話している。と言えなくもないので・・・このシーンに関しては、正確な表現と言えるかもしれません。」

大笑いしました。
Posted by miyo at 2006年07月01日 08:48
miyoさんコメントありがとうございます。

あの中国語人の声は、筑紫氏の声にとても似ているように思えるのですが・・・監督のTom Kuntz たちは、日本の事情にかなり詳しいのかもしれません。
Posted by 服部 at 2006年07月02日 17:52
この記事のコメントで「韓国」の話題を出すこと自体が作品やこの記事の意図を理解していないことをさらしているような気がするのですが
Posted by あると at 2006年07月21日 18:00
あるとさんコメントありがとうございました。
まあ、思い込みによる誤解などは、よくあることなので・・・なるべく誤解がないようにしていきたいですね。(^^)
Posted by 服部 at 2006年07月23日 10:17
でもこれって韓国語の「〜ニダ。」が元になってるとしか考えられないですよね?
Posted by イチマツ at 2006年07月25日 08:14
いくらなんでも、「ニガーの起源はニダー、ニガー。」
などとは、言わないでしょう。(^^)

このブログは別に2ちゃんねる系ではありませんので、この手は話は、今後は、その筋のブログでお願いします。(^^)
Posted by 服部 at 2006年07月26日 00:25
昔のエントリへのコメントになってしまいますが……、英語版wikiの説明では、違う解釈しか与えられていないようです。これは製作者の意図からは外れているということなのでしょうか?

>「日本人はバカだな。」と笑っているその自分自身が、同じことをしているのだ。と皮肉っているのです。
というところまでは一応理解できますが、間抜けな日本人像そのものが全くのデタラメだ、という二重構造の提示と解釈するのはやはり困難ではないかと思います。お前も間抜けな日本人を笑えないぞ、という程度の話にしか読めないように思いますが……どうなのでしょうか。
Posted by ぽんぽん at 2007年03月01日 05:34
ぽんぽんさんコメントありがとうございました。

>間抜けな日本人像そのものが全くのデタラメだ、

僕はそのようなことは書いていませんし、そのように意図するようなことも書いていません。(^^)僕は、ぽんぽんさんが一応理解できたという、

>「日本人はバカだな。」と笑っているその自分自身が、同じことをしているのだ。と皮肉っているのです。

としか書いていませんよね。これ以下の文は、フジテレビの番組を例として、このフィルムが自己完結していないのがよろしくない。ということを書いているだけですよね。(^^)

元々僕が言っていることは、ネット上でこのフィルムを見た外国人は、このフィルムが日本で作られたものだと勘違いしてしまう。ということです。(^^)

wikiについてですが、僕がこの記事をエントリーした時とは、全く変わってしまったようです。まあ、そうであっても、僕のこの記事とは直接は関係ないと思いますが。

2006.1.22日のwikipedia
http://en.wikipedia.org/w/index.php?title=Tokyo_Breakfast&oldid=36243420
Posted by 服部 at 2007年03月04日 11:53
I am sorry to say this; I laughed my ass off watching this clip! This was funny as hell.

まあ人それぞれだろうけど、アメリカで8年生活した経験がある俺から見ると最高でしたwそれにこれimdb.comに普通に載ってるからアメリカ人はあまり勘違いしないと思うぞ。
Posted by kinchan at 2009年05月15日 08:26
お返事が随分と遅れてしまったのですが、
kinchanさんコメントありがとうございました。

>imdb.comに普通に載ってるからアメリカ人はあまり勘違いしないと思うぞ。

これはYoutubeなどの動画投稿サイトで誤解が生じているということを元に書いたものです。そしてこの誤解は現在でも尚続いていると思います。

imdb.com については、記事の最初の方にリンクしてありますよね。(^^)
Posted by 服部 at 2013年09月17日 01:57
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